今回は、出会ってから約3ヵ月(実際に会ったのは7回)で結婚した、私達夫婦の日常を書こうと思います。
これを読むと、「子なし」でも「スピード婚」でも結婚生活はなんとかなる、ということがわかります。
炊飯器
ある平日の夕方、私は、いつもどおり夕飯の準備をしていた。
今日のメニューは、夫の好きな豚の生姜焼きだ。
着々と、夕飯の準備を進めていると、夫も仕事から帰ってきた。
一通り、作り終えると、もう夜7時。
すると、炊飯器のタイマーがなった。
私は、炊けたご飯を混ぜようと、炊飯器の蓋をあける。
私「あれっ、米が炊けてない…?」
夫「えっ、見せて。」
夫は、炊飯器をのぞき込んだ。
夫「あー、芯が残っちゃてる。
もう、この炊飯器、寿命だ…」
私「じゃあ、今日は、とりあえあず、一合炊き用ので炊くよ。」
私は、一合炊き用の小さい炊飯器を取り出して、米を炊きなおすことに。
夫「じゃあ、明日、仕事の帰りに新しい炊飯器、買ってくるよ。」
私「えっ、でも、そうすると、帰ってくるの遅くなっちゃうよね。
金曜まで、この小さい炊飯器で炊いて、週末、買いに行けばいいんじゃない?」
夫「いや、大丈夫。すぐに買ってくるから。」
私「いや、夕飯が遅くなる。私が、待てない。
小さい炊飯器で何も問題ないのだから、これで行こう。」
夫「いや、これだと、水っぽい気がする。明日、買ってくる!」
私「えっ、全然、変わらないって。遅くなるからやめな。」
夫「いや、週末まで待てない。明日、買ってくる。」
私「だから、変わらないって。やめな!」
夫「買ってくる!」
私「やめな!」
夫「買う!」
私「やめなーーー‼」
遂に、私は、叫んだ。
夫「…はい。」
夫は、しぶしぶ了承したのだった。
そして、翌日の夜9時、夫は、ご満悦で帰ってきた。
もちろん、新しい炊飯器を大事そうに抱えていたことは、言うまでもない。
白米にこだわる夫
このとおり、夫は、白米に対して、こだわりが強い。
特にこの銘柄が良いとかではないが、一定の基準を満たしていない、と食べようとしないのだ。
市販の一番安い米は、口に合わないと言って食べないし、冷凍ご飯も炊き立てじゃなきゃ嫌だと言って、食べようとしない。
正直、米代はかかるし、常に炊き立てのご飯を用意するのは、面倒くさい。
胃袋を掴む
しかし、昔から男性をつかまえておくには胃袋を掴め、とよく言われる。
夫は、ご飯に対しては、こだわりがあるが、他の食べ物に関しては、そこまでこだわりがない。
基本的に醤油を用意しておけば、問題ないのだ。
そう思うと、ご飯だけ気を付けていれば、夫の胃袋を掴めると言うのは、非常に楽だ。
夫の給料で、少しだけ高い米を買い、後は、炊飯器にお任せ。
これだけで良い。
そう思うと、夫のご飯へのこだわりも発想を変えれば、なかなか悪くない。
私は、そう思いながら、今日もお米を炊飯器に入れ、水分量だけ気を付けながら、ボタンを押す。
そして、他のおかずは、存分に手を抜くのだった。
最後までお読みいただきありがとうございました。
夫を見ていると、男性を落とすには胃袋を掴めって、本当にそのとおりだな、と思いますね。
不機嫌でも好物を食べていると、機嫌がなおってきますから。
なので、婚活している方は、早めにお相手の食の好みを把握しておくといいかもしれません。
もしかしたら、一番効果があるかもしれないです(笑)
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