当時35歳、年齢=彼氏なしの私が、初めてスタジオでお見合い写真を撮った時の話です。
これを読むと、「お見合い写真撮影のおおまかな流れ」と「撮影される側も事前準備が大事」ということがわかります。
今回は、前回の続きです。前回はこちら↓
【お見合い写真撮影体験談】スタジオで撮影した写真の顔が7歳老けてた話② - 崖っぷち婚活回想記
テンションの高いカメラマン
着替えとメイクが終わり、遂に写真撮影へ。
写真撮影には、30代くらいの女性のカメラマンと50代くらいの女性のアシスタントがついた。
須藤「カメラマンの須藤です。今日は、最高にかわいく撮りますねー。」
瀬川「アシスタントの瀬川でーす。」
私「あ、よろしくお願いします。」
須藤「メイクとヘア、決まってますねー。
もう、どこかのお嬢様って、感じ。かわいいー♪」
瀬川「ホント、ホント!
なんか、お嫁に出したくなーい!」
私「えっ、ありがとうございます(汗)」
やたらと、テンションが高い2人。
私は、このテンションについていけるか、不安になりつつ、2人の後をついていった。
地獄の屋外撮影
そして、炎天下の中を歩くこと数分、撮影場所にたどり着く。
そこは、緑がある公園の一角だった。
2人は、手際よく撮影の準備に取り掛かる。
須藤「うーん、この位置がいいかな。
じゃあ、ぷち子さん、この位置に立ってもらっていいですか?」
私「あっ、はい。」
私は、言われた通りに立つと、瀬川さんが私の髪と服を整え、大きなレフ版をこちらに向けた。
須藤「えーと、手は、前に自然に組む感じで。そう、そんな感じ。
じゃあ、撮りますねー。はい、ニコー♪」
二、ニコッ…
私は、頑張って笑顔を作る。
しかし、連日の仕事と婚活の疲れで、上手く表情が作れない。
須藤「うーん、ちょっと、表情硬いかなー。
リラックスしてー。はい、ニコー♪」
二、ニコッ…
須藤「もうちょっとかなー。
大丈夫。ぷち子さんかわいいよー。
自分を女優だと思って!はい、ニコー♪」
二、ニッコリ…
私は、エネルギーの全てを出し切って、笑った。
須藤「そう、良い感じ♪
じゃあ、そのままドンドン撮っていきますねー。」
やたらと元気な須藤さんとは対照的に、私はもう限界だった。
つ、つらい、つらすぎる…
仕事と婚活とこの炎天下で、もう笑えない。
テンションの高さにもついていけないし、道行く人の視線もつらい…
もう限界です…許してください…
しかし、そんな私の気も知らず、須藤さんは、こう言った。
須藤「今度は、歯を見せて満面の笑みで!
はい、ニコーーー♪」
私は、今にも死にそうな顔で、笑ったのだった。
最後までお読みいただきありがとうございました。
写真撮影って、疲れますよね。
急に笑えと言われても、なかなか笑えないですよ。
私は、体調が悪い時にあたってしまいましたが、皆さんは、万全の体調で臨んでくださいね。