今回は、当時35歳、年齢＝彼氏なしの私が、初めてお見合いをした時の話です。
これを読むと、「相手を勝手に理想化してはいけない」ということがわかります。
体験談
お見合い申し込み
私は、お見合い候補のプロフィールを一通り見た後、もう一度、誰とお見合いするのかをしっかり考えることにした。
まぁ、現実的に考えて、年齢は7歳上までで、安定した職業についている人がいいな。
そうすると、この39歳、市役所勤務、年収500万の人がいいか。
顔はタイプじゃないけど、思いっきり笑ってる姿が好感持てるし。
きっと、明るくて優しい人に違いない！
よし、この人にしよう‼
私は、アプリ内のお申込み承認欄をタップし、希望の日時と場所もそのまま入力した。
その数日後、アプリ内に通知が来て、お見合いの日時と場所が決定した。
お見合いは、翌週の土曜日11時から、ホテルのラウンジで行われることに。
私は、不安と期待で胸をいっぱいにさせながら、お見合い当日を待ったのだった。
お見合い当日
時間は、あっという間に過ぎ、お見合い当日に。
私は、その日の為に買った水色のワンピースと白い薄手のカーディガンを着て、お見合い場所に向かった。
電車にゆられながら、私の頭の中では、相手への妄想が膨らんでいった。
あの写真の見た目だと、きっと明るい感じだろうな。
職場では、盛り上げ役で、面倒見が良いみたいな？
顔は微妙だけど、その分、私だけを大切にしてくれそうだし♪
なにより、公務員だから、一生安泰！
これは、初お見合いにして、運命の相手に出会ってしまうのでは⁉
そんな能天気なことを考えていると、あっという間にお見合い場所の最寄り駅に。
私は、電車を降りて、ホテルのラウンジに向かった。
ホテルのラウンジ前に着くと、そこには、お見合いをこれからするであろう男女が何人か立っていた。
まだ、お相手は来ていないようだったので、とりあえず私もそこで待つことに。
すると、横から声が。
男性「すいません、もしかして、ぷち子さんですか？」
遂に来た！
私は、胸を高鳴らせながら、横を向いた。
しかし、そこには、写真で見た男性はいない。
いるのは、生気の欠片もない、禿げたおっさん、ただ一人。
そして、その人は、続けてこう言った。
男性「今日、お約束してた田島です。」
私の中で、何かが大きく崩れ落ちたのだった。
最後までお読みいただきありがとうございました。
お見合いのプロフィールって、どうしてあんなに良く見えるんでしょうか。
プロフィールを見る時は、実物の3割から5割増しと思っておいた方が良いと思います。
そうじゃない場合ももちろんあるんですが、その方がショックを受けずに済みます。
まぁ、人のこと、言えないんですけどね(笑)
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