今回は、当時35歳、年齢＝彼氏なしの私が、2回目のお見合い後、仮交際に進んだ時の話です。
これを読むと、「女性は、架空の男性を求めがち」ということがわかります。
今回は、前回の続きです。前回は、こちら↓
【仮交際体験談】豹変した男(知念さん⑦) - 崖っぷち婚活回想記
体験談
急に黙る男
酔っぱらった知念さんは、その後も饒舌に話し続けた。
私は、その話を適当に聞き流す。
そうしているうちに、時間は過ぎ、締めのパスタが運ばれてきた。
私「じゃあ、私、取り分けますね。」
知念「あっ、ありがとうございます。」
私は、取り分けたパスタを知念さんに渡す。
その会話が途切れた瞬間、私は、気になっていたことを聞いてみた。
私「そういえば、私、プロフィール欄で『子供はどちらでも良い』って選択してたんですけど…」
知念「えっ、あ、はい…」
私「どちらかと言うと、子供はあまり希望してないんです…
それでも大丈夫ですか？」
知念「えっ…」
2人の間に微妙な空気が流れる。
そして、しばしの沈黙の後、知念さんは、こう言った。
知念「えーと、まぁ、そういうのは、相談して…
まぁ、でも、自分もそこまで子供を希望しているというわけでは…
いや、まだ、ちょっとわからない、というか…」
そうして、また、無口な知念さんに戻っていったのだった。
解散
その後、微妙な空気の中、食事を終えた私達は、お会計をして店を出ることに。
知念「今日もありがとうございました。
楽しかったです。」
知念さんは、お酒で火照った顔で、そう言った。
私「こちらこそ、ありがとうございました。」
私は、それに冷めた作り笑顔で、答える。
こうして、軽くお別れの挨拶をし、知念さんとは店の前で別れた。
私は、駅までの暗い道のりをトボトボ歩く。
あー、疲れた…
全くどうなってんだ、この婚活ガチャは。
変なおっさんしか出てこねぇ…
ズブ…
別に理想高くないんだけど…
普通で良いんだよ、普通で。
ズブ…ズブリ…
まぁ、今までは、運が悪かっただけだろう…
その内、良い人が現れるはず！
待ってろ、私の運命の人‼
ズブ…ズブ…ズブリ…
私は、幸せな結婚への道を、突き進むと誓った。
しかし、その足元では、婚活底なし沼の不気味な音が響いていたのだった…
最後までお読みいただきありがとうございました。
私は、婚活中、目の前の男性ではなく、架空の男性ばかり追い求めていました。
理想ばかり追い求めると、私のように婚活が長引きますので、気を付けましょう(汗)
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