今回は、当時35歳、年齢=彼氏なしの私が、6回目にお見合いした時の話です。
これを読むと、「同じ趣味だからと言って、上手くいくわけではない。」ということがわかります。
今回は、前回の続きです。前回は、こちら↓
【結婚相談所体験談】男前なはずの男(中村さん①) - 崖っぷち婚活回想記
体験談
見た目
私は、中村さんの歪で強烈な笑みに、一瞬フリーズした。
しかし、すぐに、笑顔を作り直す。
私「えっと、じゃあ、中入りましょうか…」
中村「はい、席取ってあるので、こっちです。」
私達はラウンジに入り、奥のソファ席に向かい合って座った。
挨拶もそこそこに、まずは飲み物を頼むことに。
中村さんがメニュー表に視線を落とす。
私は、その隙を狙って、恒例の顔面チェックを開始した。
骨ばった男らしい輪郭に、黒々とした髪。
凛々しくて濃い眉毛、すっと通った鼻筋。
他のパーツに負けないくらい、力強い目。
本当に俳優みたい。
なのに、あの歪な笑み…
なんて、もったいないっ…!
私は、いつまで経っても、人の顔を勝手に評価するのをやめられないのであった。
会話
お互い、注文が決まり、私は紅茶、中村さんはコーヒーを頼んだ。
すると、すぐに、飲み物が用意され、やっと腰を落ち着かせて話せる雰囲気に。
中村「そういえば、ぷち子さんは、小説読まれるんですよね。
僕も割と読むんですけど、最近読んで、面白いものありました?」
私「最近だと、〇〇先生の△△、読みました。
ホラーだったんですけど、けっこう面白かったです。」
中村「あっ、僕もそれ、読んだことあります。
〇〇先生の作品の中でも、傑作ですよね。
どこら辺が面白いと思いました?」
私「あー、面白かったんですけど…
実は、ちょっと難しくて、よくわからなかったんです。」
中村「えっ?
ちなみに、あの作品の元になった話、知ってます?」
私「あっ、ベースになった話があったんですね。
全然、知らなかったです。」
中村「えっ、知らなかったんですか?
あれは、▢▢って作品をベースに、SF要素を加えているんですよ。」
フワッ…
中村さんの鼻の穴がふくらんだ。
中村「あー、すいません。知らないで読んでる人もいますよね。
でも、逆に、この話を知らないで、よく読めましたね。」
フワワッ…
中村さんの鼻の穴が、さらにふくらんだ。
中村「ちなみに、この作品、ホラー大賞受賞してるんですけど…
さすがに、これは、知ってますよね?」
フワッフワッ…
中村さんの鼻の穴がさらにさらにふく…
うるせー!
さっきから、マウントばっかり取りやがって!
フワフワッ…フワフワッ…
その鼻の穴に、このティースプーンぶち込むぞ‼
私は、心の中で、発狂した。
こうして、この短気な中年女は、頭の中で、目の前のティースプーンをブンブン振り回したのだった。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
趣味が同じだと、話が弾む印象でしたが、そんなことは全然なかったですね。
むしろ、同じ趣味が、逆にストレスになることもあるので、気を付けましょう。
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