崖っぷち婚活回想記

恋愛経験ゼロ、子なし希望のアラフォー無職がスピード婚するまでの道のり。

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【結婚相談所体験談】謎の場所(西山さん⑤)

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今回は、当時35歳、年齢=彼氏なしの私が、7回目にお見合いした時の話です。

これを読むと、「デートに想定外は付きもの」ということがわかります。

今回は、前回の続きです。前回は、こちら↓

【結婚相談所体験談】うろたえる女(西山さん④) - 崖っぷち婚活回想記

体験談

デート場所

私は、腹下しのリスクを回避する為に、何とか言い訳を絞り出した。

 

私「えーと…すごく、行きたいんですけど…

ちょっと、少食で、コース料理は食べきれないかもしれないです。

残してしまうのも、お店に失礼ですし…」

 

西山「…あっ、そうですよね。

すいません、勝手に決めちゃって…」

 

西山さんの悲しそうな声が電話越しに響く。

 

西山「えっと、じゃあ、他の候補で、イタリアンのお店もあるんですけど…

そこだったら、多分、シャアとかも出来ると思います。

…どうですか?」

 

私「あっ、そこだったら、大丈夫だと思います。

なんか、すいません…」

 

こうして、私は、トイレ立てこもり事件を起こさずに済んだのだった。

 

デート当日

そして、時間はあっという間に過ぎ、デート当日。

18時に仕事が終わった私は、待ち合わせ場所の某駅の改札口に急いで向かった。

 

待ち合わせ場所に着くと、そこには、既に西山さんが。

一歩近づくたびに、私の胸の鼓動が速くなる。

 

私「すいません、お待たせしました。」

 

西山「全然、待ってないですよ。

あっ、お店、こっちなので…」

西山さんは、小さめな声でそう言うと、私の前を歩きだした。

 

駅前の大通りを歩くこと数分。

狭い路地裏に入ると、そのお店はあった。

 

暖かな明かりがもれるドアを開ける。

すると…

 

淡い黄色で塗られた壁

丸みを帯びた木製のテーブルとイス

ゆっくりと流れる音楽

 

そこには、お伽話からそのまま出てきたかのような景色が広がっていた。

 

私「すごい…

なんか、かわいらしいお店ですね。」

 

西山「ネットで見て…

雰囲気良さそうで、良かったです。」

 

店の奥から出てきた店員に案内され、私達は窓辺の予約席に座った。

私は、高揚した気分のまま、周りを見回す。

 

暖かな光がともるランプ。

刺繍入りのテーブルクロス。

白い木枠で囲まれた、半円型の窓。

 

そこは、まるでメルヘンの国。

そして、中庭に面した窓の外には…

 

 

巨大な壺。

 

 

こうして、メルヘンの国は、一瞬にして怪奇スポットになったのだった。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

デートに行くと、思っていた感じと違うのは、あるあるですよね(笑)

そこで、がっかりするのではなく、楽しめるかも大事なポイントになる気がします。

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